「沖縄戦の概要」

沖縄戦の視点 戦争への総動員体制 戦争動員の実態
住民の戦争協力 沖縄戦の戦闘状況 住民の戦争体験と沖縄戦の実相
住民の戦争被害 沖縄戦の特徴 沖縄戦の構造図
沖縄戦の教訓 戦争と平和の一般化 平和の創造

T 沖縄戦の概要

沖縄戦の視点

(1)日本のアジア諸国侵略から太平洋戦争 ・沖縄戦へ

@ 1927年(昭2)…第一次山東省出兵 ・東方会議
A 1928年(昭3)…第二次山東省出兵 ・済南事件(蒋介石軍との衝突) ・第三次山東省出兵 ・張作霖爆死事件

B 1929年(昭4)…田中内閣、国民政府を承認
C 1931年(昭6)…「満州事変」(柳条湖事件)起こる ・日本軍、錦州を攻撃
D 1932年(昭7)…日本軍、錦州を占領 ・上海を攻撃開始 ・「満州国」の樹立 ・日本軍平頂山虐殺事件を引き起こす

E 1933年(昭8)…日本軍、山海関を占領 ・日本軍、熱河省に戦線拡大 ・日本国際聯盟脱退 ・小禄、石垣に海軍飛行場を建設
F 1934年(昭9)… ワシントン海軍軍縮条約廃棄を米に通告
G 1936年(昭11)…ロンドン軍縮会議から脱退 ・日独防共協定調印

H 1937年(昭12)…中国への全面戦争開始(「支那事変」(蘆溝橋事件)起こる) ・南京大虐殺
I 1938年(昭13)…日本政府、朝鮮語使用を禁止 ・日本軍、徐州を占領 ・日ソ軍衝突 (張鼓峰事件) ・日本軍広東を占領 ・日本軍武漢三鎮を占領・

J 1939年(昭14)…日ソ軍が国境紛争(ノモンハン事件) ・米、日米通商条約破棄を通告・第二次世界大戦始まる
K 1940年(昭15)…日中戦争南進決定 ・北部仏印進駐 ・日独伊三国同盟

L 1941年(昭16)…日ソ中立条約調印 ・南部仏印進駐 ・御前会議で対英米蘭開戦決定・天皇が開戦の詔勅、米英に宣戦布告 ・ハワイ真珠湾攻撃 ・マレー半島上陸 ・米、対日石油禁輸・中城湾要塞、舟浮湾要塞

M 1942年(昭17)…フィリッピン、マニラを占領シンガポールを占領インドネシア全土占領 ・ミッドウエー海戦敗北(戦局の転機) ・ビルマ占領 ・ソロモン海戦 ・八重山平得海軍飛行場建設

N 1943年(昭18)…ガダルカナル島撤退 ・朝鮮にも徴兵制施行 ・アッツ島日本軍全滅 ・イタリア降伏 ・大本営「絶対国防圏」を設定 ・大本営、南西諸島を航空基地として重要視

O 1944年(昭19年)…インパール作戦開始 ・米軍、サイパン島に上陸 ・マリアナ海戦で日本軍大敗 ・サイパン島日本軍全滅 ・米軍、グァム島に上陸 ・米軍、テニアンに上陸 ・レイテ島沖海戦敗北 ・第三二軍編制配置 ・第三二軍、沖縄本島、伊江島、宮古に航空基地建設第三二軍作戦決定…一案(南部に主力、北部北方台、持久戦)二案(北部主力、長期持久戦)の内一案に決定

P 1945年(昭20)…米軍ルソン島に上陸 ・米軍、硫黄島に上陸、日本軍全滅 ・米軍、沖縄島に上陸 ・ソ連日ソ中立条約の不延長を通告 ・ドイツ降伏 ・ポツダム宣言発表 ・広島、長崎に原爆投下 ・政府ポツダム宣言を受諾、連合国に降伏


(2)制空海権喪失から捨て石作戦へ

@ 1943年(昭18)…「湖南丸」撃沈
A 1944年(昭19)…久米島沖で約5百人の飛行場建設徴用船が撃沈 ・疎開船「対馬丸」撃沈那覇市を 中心に五波の大空襲(十・十空襲)

B 1945年(昭20)…第三二軍、「戦闘指針」を示達〈一機一艦船、一挺一船、一人十  殺一戦車) ・大本営「当面の作戦計画大綱」発令 ・北、中飛行場、那覇、先島に米艦載機空襲 ・B29偵察飛行 ・米軍艦載機九百機、奄美、沖縄本島、宮古、八重山を大空襲 ・牛島司令官、伊江島飛行場破壊を命令 ・最後の疎開船撃沈さる ・米軍、慶良間諸島に上陸 ・南西諸島全域に米軍艦載機の空襲 ・沖縄本島、久米島、大東島に艦砲射撃 ・第三二軍、甲号戦備(戦闘準備)を下令 ・第十方面軍及び連合艦隊「天一号作戦発動」 ・日本軍航空特攻隊が九州方面から飛来、慶良間周辺の米艦隊に自爆攻撃開始・海上挺進隊出撃 ・慶良間諸島全域米軍に占領され、沖縄本島上陸作戦の補給基地となる ・第32軍、北、中、南飛行場を破壊・米軍、神山島に重砲陣地を構築、首里城の三二軍司令部壕を砲撃 ・米軍、沖縄本島へ1日数千〜3万発の艦砲射撃続く・米軍、沖縄本島へ上陸・米軍、北、中飛行場占領・米軍はニミッツ布告第1号を公布・米軍、名護に進出・日本軍第一次航空総攻撃(「菊水作戦」第5次まで)・第三二軍、再び攻撃計画を中止 ・嘉数高台で激戦〜14日・第三二軍、戦略持久の作戦方針決定・米軍、伊江島を占領 ・第三二軍第一線部隊、仲間、前田、幸地の線まで後退 ・首里周辺の非戦闘員に南部への移動命令・第三二軍、主力をもって5月4日から攻撃に移ることを決定・第三二軍、攻撃を中止、防禦戦に入る ・首里西方の五二高地の戦闘〜18日・首里地区の攻防戦〜23日・第三二軍、全軍を喜屋武半島に撤退させ、持久戦続行の作戦方針を決定 ・米軍、那覇市を占領 ・大本営、沖縄作戦に見切りをつける ・第三二軍司令部摩文仁に後退 ・米軍、首里地区を完全占領 ・第三二軍喜屋武半島撤退を完了、最後の抵抗線(八重瀬岳−与座岳−国吉−真栄里線)を構築 ・米軍、小禄(那覇)飛行場を占領 ・海軍部隊全滅、大田司令官自決 ・バックナー軍司令官、牛島軍司令官に降伏勧告、牛島司令官無視 ・米軍、与座岳占領 ・六二師団、摩文仁北方にて激戦、最後の戦闘となる ・米軍、国吉−与座岳−真栄平−仲座の陣地線突破・牛島司令官、最後の軍命を発し指揮を放棄、各参謀任務を受け壕を脱出 ・司令部付き学徒隊に解散命令、ゲリラ戦に移行 ・米軍、七九高地、八一高地、摩文仁が丘を占領 ・ニミッツ総司令官、沖縄作戦の勝利を宣言大 ・本営、沖縄作戦の組織的戦闘終結を発表 ・牛島軍司令官、長参謀自決 ・米軍、掃討作戦を終了・米軍、琉球作戦終了を宣言

(3)戦争動員と戦争避難の実態

@ 1928年(昭3) … 治安維持法(1925)緊急勅令で改悪
A 1931年(昭6) … 沖縄教育労働者組合結成と弾圧

B 1932年(昭7)… 5 ・15事件(犬飼首相暗殺され政党内閣の終わり) ・警視庁に特別高等警察部設置 ・全国132の新聞社「満州独立」支持の共同宣言を発表 ・共産党への全国一斉弾圧 ・石垣登野城小学校教員十名検挙

C 1933年(昭8)… 長野県教員一切検挙 ・秋田雨雀ら「極東平和友の会」結成 ・小林多喜二検挙後拷問で虐殺 ・八重山義勇隊編成

D 1934年(昭9)…各プロレタリア団体が解散
E 1936年(昭11)…2・26事件(軍部の強大化) ・戒厳令布告・メーデ禁止 ・不穏文書臨時取締法公布 ・平野義太郎ら、「治安維持法」違反で検挙

F 1937年(昭12)…政府、国民精神総動員実施要綱を決定 ・戦時統制三法公布 ・国民精神総動員中央連盟創立(「八紘一宇」が掲げられる) ・全日本労働総同盟、「皇軍将士に対する感謝決議」を採択 ・社会大衆党「戦争目的に協力する」決議 ・大本営設置 ・日本無産党などに解散命令 ・沖縄県防空委員会規定告示される

G1938年(昭13)… 大内兵衛、新村猛ら学者、文化人グループの検挙相次ぐ ・「国家総動員法」成立 ・産業報国連盟結成(労働組合解体等)・国民精神総動員沖縄県実行委員会開催される

H1939年(昭14)…米穀配給統制法公布 ・国民徴用令公布 ・価格統制令、賃金臨時措置令公布 ・小作料統制令公布 ・「興亜奉公日」決まる

I1940年(昭15)…津田左右吉の著書「神代史の研究」発禁 ・六大都市で砂糖、マッチの切符制開始 ・大政翼賛会結成へ向けて社会大衆党解散、以後諸政党相次いで解散 ・各労働組合相次ぎ自発的解散決議 ・大政翼賛会発足(社会大衆党、政友会、民政党が合流)・「紀元二千六百年」式典、マスコミの天皇主義の一大キャンペーン ・大日本産業報国会設立 ・大政翼賛会沖縄支部発会式 ・県「沖縄県教育者信条」を定める ・県内新聞は統合され「沖縄新報」として一県一紙となる

J1941年(昭16)…東条陸相が「戦陣訓」を通達 ・国民学校令公布 ・国防保安法公布 ・「治安維持法」大改悪 ・重要産業団体令公布 ・翼賛議員同盟成立 ・尾崎秀実ら検挙(ゾルゲ事件)・東条内閣成立・戦争犯罪処罰特例法、言論出版集会結社等臨時取締法公布 ・那覇近郊の女子学徒、連隊司令部で書類整理の手伝い動員決定

K 1942年(昭17)…大日本婦人会結成 ・安寧秩序の罪に対する控訴廃止の戦時特例措置・米B25が本土初空襲・翼賛政治会結成 ・大日本言論報国会結成 ・「陸軍防衛召集規則」施行 ・義勇託児所を開設し、女学校生徒を動員させる・師範学校が男女別にな る・翼賛政治体制協議会沖縄県支部結成 ・十七里行軍(女師、一高女)与儀練兵場で実弾射撃訓練に動員(女子師範、一高女)・義勇託児所を開設し、女学校生徒を動員させる

L1943年(昭18)…大阪商科大学事件(進歩的学者、学生の検挙) ・学生、生徒の徴兵猶予を停止 ・全刑事事件の控訴廃止の裁判戦時特例 ・出陣学徒壮行大会 ・大本営、南西諸島を航空基地として重要視 ・大本営「戦争指導大綱」「当面の緊急措置」を決定 ・徴兵適齢一年引下げ実施 ・政府「学徒戦時動員体制確立要綱」決定 ・全国女子学徒動員・女子中等学校生徒に看護教育開始 ・翼賛会沖縄県支部、教育学務課「海ゆかば」等を県民愛唱歌と決定

M1944年(昭19年)…『中央公論』『改造』の編集者ら検挙、廃刊命令(横浜事件)・政府、「決戦非常措置要綱」決定・政府、学徒勤労令、女子挺身勤労令公布 ・厚生省、女子徴用実施 ・米B29、日本本土空襲始まる ・閣議「沖縄県防衛強化実施要綱」決定 ・ 県、決戦教育要項作成・第三二軍、沖縄本島、伊江島、宮古に航空基地建設を決定・第三二軍と県学務課 「中等学校生徒戦場動員計画」作成牛島満中将、第三二軍司令官に着任、訓示 ・週2時間、校長講話「国体の本義」「臣民の道」(女師、一高女)・県庁職員家族の本土引き揚げ ・県下の中学生、女学生ら陣地構築に動員・県庁職員、寄留商人らの本土引揚げ増える・南西諸島の学童の集団疎開決定 ・老婦女子幼児、集団疎開決定 ・九州・台湾疎開始まる・学童疎開船団(約6千余人) ・男子部本科生、繰上卒業で陣地構築に専念 ・米軍沖縄上陸を決定・満17歳以上の男子兵役に編入・21歳〜45歳の男子防衛隊召集 ・三二軍作戦決定〜一案(南部に主力、北部持久戦)二案(北部主力、長期持久戦)の内一案に決定 ・女子師範、防空頭巾義務化、救急カバン携帯 ・帰省中の生徒に「即時帰校」の電報を打つ(女師・一高女) ・在郷軍人、与那原、読谷、伊江島の軍工事に召集 ・疎開願い相次ぐが学校当局阻止(女師・一高女) ・第三二軍隊直属の学徒情報要員の編成

N1945年(昭20)…B29東京を大空襲 ・大日本政治会結成 ・国民義勇兵法公布 ・1月、各地に大空襲 、疎開者殺到 ・第三二軍、防衛召集で満17歳から45歳の男子を動員(二万五千人) ・政府「決戦教育措置要綱」閣議決定 ・県下の学徒動員強化 ・通信、観測、看護等の訓練のため部隊配属 ・中南部住民の北部疎開計画決定(二市郡より20万人) ・女子師範、一高女(ひめゆり学徒隊)に沖縄陸軍病院での看護実施訓練開始 ・県下市町村単位に国土防衛義勇隊の編成始まる・県学務課、県下男女中等学校単位の防衛隊組織を決定 ・県下中等学校に鉄血勤皇隊の編成始まる・県、決戦施策の三大目標発表「国土防衛の強化、食料自給の達成、自主輸送の確立」・県立二中、宇土部隊へ入隊・一高女、沖縄陸軍病院に配属される・県立二高女(白梅学徒隊)、第二四師団第一野戦病院本部に配属 ・県立三中、開南中、農林、各軍部隊に配属 ・県立三高女(なごらん学徒隊)沖縄陸軍病院北部分室へ配属 ・県立首里高女(ずいせん学徒隊)、第六二師団石五三二五部隊に配属 ・昭和高女(梯梧学徒隊)、第六二師団に配属 ・県立一中、通信部隊として球一八八三〇部隊に配属 ・県立一中、工業生、球九七〇〇部隊に配属 ・女子師範、沖縄陸軍病院に配属 ・積徳高女(積徳学徒隊)、第二四師団第二野戦病院に配属 ・市立商業生、独立歩兵第二二大隊に配属 ・男子師範、軍司令部直属として配属 ・県立水産生、北部守備隊に配属

(4)沖縄差別の歴史的過程で

@ 薩摩侵攻

△1441(嘉吉元)…足利義教が薩摩の島津忠国に琉球を与える。
△1591(天正19)…秀吉朝鮮出兵を決定。島津を通して琉球に軍役を課す。島津義久は、軍役のかわりに兵糧米と名護屋城築城の援助(金銀米穀)を琉球に課した。しかし、琉球はその負担を負えず島津の要求を拒否。沖縄討伐の引き金となる。
△1600(慶長5)…島津氏は関ヶ原の闘いで破れ、財政危機に陥る。
△1606(慶長11)…島津家久は沖縄討伐の許可を得る。
△1609(慶長14)…総勢3000名の薩摩軍は3月4日薩摩を出発、3月25日運天港に上陸。4月5日、尚寧王は城を出て和議を申し入れ戦いは終わった。薩摩は検地を行い、琉球王府の石高を8万3086石とする。琉球王府は薩摩の属国となる。
△1630(寛永7)…薩摩は琉球王府の進貢貿易に積極的に介入する。
△1631(寛永8)…那覇に薩摩仮屋を、鹿児島に琉球仮屋(後「琉球館」)を設置。
△以後、沖縄は薩摩の過酷な貢租賦課に苦しむ。(七公三民から八公二民へ)

A 明治以降

[廃藩置県]
△1872(明5)…「琉球王国」を廃し「琉球藩」を設置→台湾出兵の口実
△1879(明12)…「琉球藩」を廃し沖縄県発足(廃藩置県1871年)
△1912(明45)…衆議院選挙施行(本土1890年)
△1919(大8)…衆議院議員選挙宮古八重山施行

[皇民化教育・文化]
△1880(明13)…
ア、学制施行(本土1872年)
イ、師範学校事務取扱所(沖縄)→皇民化教育教員養成のための師範学校の設立へ
ウ、「会話伝習所」を設置→標準語奨励と方言撲滅運動のセンター
△1910(明43)…校長と準訓導「御真影」消失事件で免職
△1939(昭14)…「標準語励行県民運動実施要項」
△1943(昭18)…「神社建立調査会」発足(沖縄)

[徴兵]
△1887(明20)
ア、中学校で兵式訓練始まる(沖縄)
イ、伊藤総理大臣軍事視察(沖縄)
△1894(明27)…師範卒現役兵の制度(沖縄県)
△1898(明31)…「徴兵令」施行(本土1873年)
△1910(明43)…「沖縄警備隊区徴募概況」(沖縄警備隊区)
△1911(明44)…「島尻郡達」(島尻郡長)
△1936(大11)…「沖縄県の歴史的関係及人情風俗』」(沖縄連隊区司令部)

[経済・生活]
△1887(明20)…現物貢糖制度の維持(沖縄)
△1899(明32)…地租改正(本土1873年)
△1903(明36)…勧業博覧会で「人類館事件」(沖縄)
△1920(大9)…ソテツ地獄の始まり→移民・出稼ぎ増加

戦争への総動員体制

(1)教育勅語

@ 国民の精神改造(洗脳教育)の原典
A 内容…天皇国家への忠誠心を説く

(2)軍人勅諭

@ 天皇の軍隊の教典
A 内容…天皇の軍隊(皇軍)の兵の心構えを説く

(3)国家総動員法

@ 国民総動員の戦争法の根幹
A 数々の勅令…
B 内容…国民の生命、財産、生活、職業、思想信条まで統制していった。

戦争動員の実際

(1)学校教育

@ 国民学校のの目的…国民学校ハ皇国ノ道ニ則リテ初等普通教育ヲ施シ国民ノ基礎的錬成ヲ為スヲ以テ目的トス(「国民学校令」昭16)

A 師範(高等師範・女子高等師範・青年師範)学校の目的…師範(高等師範・女子高等師範・青年師範)学校ハ皇国ノ道ニ則リテ国民学校(中学校・高等女学校・青年学校)教員タルベキ者ノ錬成ヲ為スヲ以テ目的トス。(「師範教育令」昭18)

B 「決戦教育措置要綱」(昭20・3閣議決定)
第一 方針
 現下緊迫セル事態ニ即応スル為学徒ヲシテ国民防衛ノ一翼タラシムルト共ニ真摯生産ノ中核タラシムル為左ノ措置ヲ講ズルモノトス
第二 措置
一 全学徒ヲ食糧増産、軍需生産、防空防衛、重要研究其ノ他直接決戦ニ緊要ナル業務ニ総動員ス
二 右目的達成ノ為国民学校初等科ヲ除キ学校ニ於ケル授業ハ昭和二十年四月一日ヨリ昭和二十一年三月三十一日ニ至ル期間原則トシテ之ヲ停止ス

C「戦時教育令」…「決戦教育措置要綱」によって出来た学徒を戦場や工場等に動員する法令であったが、沖縄ではこの法令が出た時はすでに学徒隊は地上戦に巻き込まれていた。

(2)社会教育

@ 部落会町内会等整備要領(昭15)
ア、目的
○ 隣保団結の精神に基き市町村内住民を組織結合し万民翼贊の本旨に則り地方共同の任務を遂行せしむること
○ その他
イ、組織
○ 部落会及町内会
○ 隣保班
○ 市町村常会

A 婦人会
ア、愛国婦人会
イ、国防婦人会

B 在郷軍人会

C 社会人教育−文部省「社会教育施設要項」(昭和15)から
ア、中等学校成人教育講座…「アジアの指導者としての日本人の資質」等
イ、家庭教育及び指導者養成講座…「皇国の子のしつけ」等

(3)報道管制

@ 新聞(一県一紙に規制)
A ラジオ
B 雑誌
C 映画
D 音楽
E 演劇
F その他

(4)徴兵

ア、徴兵年齢…20歳→19歳(43年)→17歳(44年)
イ、現地徴兵…教育期間抜きの戦場動員
ウ、志願兵…徴兵よりも早めの兵役
エ、徴兵制の改悪…「兵役法」に加えて「義勇兵役法」(45年)
○ 男子…14歳〜61歳(15歳に達する1月1日〜60歳に達する12月31日)
○ 女子…16歳〜41歳(同上解釈)

(5)徴用

@ 一般男子…防衛隊(17歳〜45歳)、義勇隊、護郷隊、その他
○防衛隊の召集…「陸軍防衛召集規則」(改正1944)による。
A 一般女子…炊事婦、補助看護婦、義勇隊、防空監視員、その他
B 学徒…鉄血勤皇隊、学徒看護隊、農兵隊、護郷隊、通信隊、その他
「学徒戦時動員体制確立要綱(昭18年6月25日 閣議決定)
「緊急学徒動員方策要綱」(昭19年1月8日 閣議決定)
○「決戦非常措置要綱ニ基ク学徒動員実施要綱(昭和19年3月7日 閣議決定)」
○「学徒勤労令」(昭和19年8月23日勅令第518号)
「学徒勤労令施行規則」(昭和19年8月23日文部、厚生、軍需省令第1号)
○「決戦教育措置要綱(昭20・3・18 閣議決定) 」
○「戦時教育令(勅令第320号)」(昭20・5・22)
C 児童…陣地構築手伝い、草刈り、水汲み、弾丸磨き、茅刈り、その他
○決戦非常措置要綱ニ基ク学徒動員実施要綱(昭和19年3月7日 閣議決定)
「…国民学校高等科児童ノ動員ニ付テハ土地ノ情況、心身ノ発達ヲ考慮シ適当ナル作業種目ヲ選ビ之ヲ実施ス…(中学校等の)第一、二学年生徒ノ動員ニ付テハ国民学校高等科児童ニ準ズ」

(6)供出(又は徴発)

@ 食糧…米、芋、野菜、肉、魚介類等
A 金属、ヒマ油、材木、竹、茅等
B 家畜…馬、豚、牛、山羊等
C 住宅、公共建築、家財
D その他

(7)訓練

@ 指導…警察、在郷軍人、教員
A 一般…防火(消火)、灯火管制、竹槍、その他
B 児童生徒…避難、隊列行進、御真影避難

(8)食糧増産…日本軍及び住民の食糧確保

(9)疎開…九州・台湾、山原、その他

4 住民の戦争協力

(1)志願

@ 兵隊  A 防衛隊  B 護郷隊   C 義勇隊  D 医師  E 看護婦  F 在郷軍人 G その他…国防婦人会、愛国婦人会、慰問団、その他

(2)提供

@ 食糧  A 住宅  B 土地    Cその他

(3)学校教育

@ 学校…国民学校、青年学校、中学校、実業学校、師範学校、その他
A 内容…臣民化教育、志願強要、訓練指導、供出指導、徴用引率等

(4)社会教育

@ 組織…「市町村常会」、「部落会及び町内会」「隣保班(隣組)

A 内容
ア、訓練…防火(消火)、灯火管制、竹槍、敵兵捕縛、その他
イ、貯蓄・倹約…貯蓄、簡易保険、国債、債券消化、県外旅行者の抑制、その他
ウ、慰問強化…沖縄演劇家を動員、村芝居、その他
エ、供出・回収活動…金属類回収、ひま栽培、その他
オ、大麻奉戴

カ、行事…宮城遥拝、興亜奉公日、大詔奉戴日、紀元節、その他
キ、運動…標準語並に国民礼法励行運動、奢侈並に享楽生活の抑制、経済違反絶滅強 調運動、銃後奉公強化運動、闇防止、皇軍慰問県民運動、「海ゆかば」県民皆唱運動、標準語教化報国実践週間設定、勝ちぬく誓の普及徹底
ク、翼賛選挙の徹底…翼賛議員候補以外の抑制、その他
ケ、青年教育振興
コ、「非国民」監視…写真機携帯者に関する件、防諜意識の昂揚、その他、
※上記一切を通して

(5)沖縄の指導者たち

@ 翼賛会(国民義勇隊)幹部 A 県幹部 B 市町村幹部 C 区長 D 県市町村吏員 E 国会議員 F 県会議員 G 市町村議員 H 警察官 I 教員 J 在郷軍人 K 経済要人

5 沖縄戦の戦闘状況

(1)兵員

@ 日本軍(32軍)…防衛隊、学徒隊等を含め約10余万人
A 米軍…約50余万人(内上陸約20万人)

(2)武器

@ 日本軍…大砲、小銃、地雷、手榴弾、飛行機(ゼロ式戦闘機)

A 米軍
艦船、飛行機(偵察機、爆撃機、戦闘機)、戦車、大砲(艦砲・陸戦砲)、小銃、火焔砲、ガス弾、手榴弾、その他

(3)戦力

@ 日本軍
陸戦(重砲撃、銃撃、手榴弾、地雷、人間爆弾)、空戦(特攻機)、海戦(特攻艇)

A 米軍
陸戦(戦車、重砲撃、火焔砲、機銃掃射、銃撃、ガス弾、地雷)、海戦(艦砲撃、銃撃)、空戦(偵察、爆撃、機銃、焼夷弾、ガス弾)、

6 住民の戦争体験と沖縄戦の実相

(1)日本軍と住民−「友軍」と呼ばれた日本軍の本質は何か

@ 第三二軍の方針
ア、現地自活主義  イ、住民スパイ視  ウ、捨て石作戦  エ、国体護持 
A 戦場避難と日本軍
ア、壕追い出しと避難拒否  イ、食糧強奪  ウ、住民虐殺  エ、スパイ容疑  オ、「集団自決(集団殺害)」  カ、餓死(栄養失調死)キ、投降阻止と投降殺害ク、「自決」強要
B 収容所と日本軍
ア、食糧強奪    イ、襲撃

(2)米軍と住民…米軍は住民を解放したか

@ 沖縄戦前
ア、10・10空襲   イ、疎開船攻撃
A 戦場
ア、慶良間諸島   イ、沖縄本島   ウ、周辺離島   エ、先島諸島(宮古八重山)
B 捕虜(保護)
ア、占領地域  イ、収容所 
C 沖縄戦後
ア、帰村  イ、遺骨収集  ウ、復興作業  エ、米軍基地化

(3)住民の疎開・避難

@ 九州疎開
ア、学童疎開イ、一般疎開
A 台湾疎開
ア、学童疎開イ、一般疎開
B 山原疎開
C 離島の疎開
D 本島南部避難
E 本島中・北部避難
F ガマ・壕避難
G 離島の状況

(4)住民加害の実態

@ 殺害と強要

7 沖縄戦の住民被害

(1)人間破壊

@ 戦没死の態様

ア、戦闘による戦没

○ アメリカ軍の直接殺害
陸上では空爆、艦砲、戦車砲、小銃等による被弾死。空襲や艦砲、火焔砲等による火災による焼死。ガス等による毒殺・窒息死。その他。海上では、航空機や魚雷による船舶の沈没による水没死。航空機の銃爆撃による被弾死。被弾船の火災による焼死。上記のすべての傷害がもとでの戦没死。その他。

○ アメリカ軍による間接殺害
捕虜時の殺害。その他。

○ 日本軍の直接殺害
誤射等による被弾死。兵器暴発による爆死。その他。

イ、戦闘時の間接的な戦没

避難・疎開時の事故死(海や壕内の溺死、転落死など)。傷害死。栄養失調死。中毒死。衰弱死。精神異常死。自殺。病死。ショック死。原因不明死(赤ちゃんや老人)。その他。

ウ、戦闘行為以外における戦没

○ 日本軍の直接殺害
刺殺、銃殺、絞殺、斬殺、毒殺等の虐殺。その他。

○ 日本軍の間接的殺害
ガマ(壕)追い出しによる戦没。殺害強要死。「自決」・「集団自決」及びそれらの強要死。食糧強奪による栄養失調死・衰弱死・餓死等。傷病者の治療拒否死。傷病兵の放置死。日本軍に受けた怪我死。その他。

○ アメリカ軍の直接殺害
暴行事件による殺害。収容所等での投薬殺害及び「安楽死」。収容所外等での規則違反者の射殺。その他。

○ アメリカ軍による間接戦没死
婦女暴行事件による自殺。収容所における食糧難による栄養失調死・衰弱死・中毒死・餓死。病死。傷病者や栄養失調者等の放置死。不発弾(放置弾)による爆死。その他。
○ 住民同士による殺害・殺害強要死

A 戦没者数…20万余人(※)
(※)沖縄戦における戦没者数は、県の調査による数字が公式記録となっているが、内訳となる「住民の死没者」については、調査の根拠となる諸データーに異論があり、実際の数字はもっと多くなることが明らかになっている。一方、「平和の礎」に刻名された23万余人は、別の意味を持つ。
B負傷者数…不明、
C疾病…身体的、精神的
D障害…身体的障害、精神的障害

(2)環境破壊…自然、その他、

(3)生活破壊…道路、住宅、財産、地域、家族、経済、その他

(4)文化破壊…文化財、自治体、その他

沖縄戦の特徴

(1)住民を巻き込んだ地上戦

@ 軍人の死者よりも住民の犠牲者が多い
A 現地自活による戦争(老若男女の戦争協力)
B 最大動員と強制疎開(使えるものは残し、やっかい者は疎開へ)
C 避難地域に司令部を移す愚行
D ガマ(壕)を使った持久戦計画
E 投降阻止の戦争

(2)終戦のない戦争

@ 本土決戦の「捨て石」
A 司令官(指揮官)のいない戦闘

(3)沖縄差別の戦争

@ 沖縄住民をスパイ容疑 
A 沖縄(住民)蔑視(薩摩支配から明治政府の琉球処分を経て)

(4)違法無法の戦争動員

@ 非戦闘員女性を戦場動員
A 少年少女を戦争及び戦場動員
B 在郷軍人を防衛隊に組織動員
C 老人を戦争動員(徴用)

(5)国体護持の戦争 

@ 天皇制維持のための戦争
A アジア侵略のための戦争

(6)人間破壊の修羅場

@ 残酷無比の戦没死
A 「集団自決」
B 日本兵による住民・兵虐殺
C 精神破壊

9 沖縄戦の構造図



U 沖縄戦と平和創造

沖縄戦の教訓

(1)沖縄戦の意味

@ 戦争体験の意味するもの
ア、戦争そのものを伝えること
イ、体験を証言として残すこと(戦争体験の掘り起こし運動の意味)
A 体験者の伝えるもの
ア、伝えるのは戦争の悲惨さ(被害)だけか?
イ、戦争被害と加害者の立場
ウ、戦争協力と戦争責任
B 戦争の残酷さの体現

(2)追体験

@ 戦争体験を共有すること
A 沖縄戦の意味を共有すること

(3)慰霊塔

@ 慰霊塔の持つ意味…生き残った者の戦争の総括
A 碑文の検討…平和への視点

(4)平和教育の方法

 @ 沖縄戦体験の共有
 A 次世代への継承

戦争と平和への一般化

(1)一般化の視点

@ なぜ戦争は起こったのか。(社会体制論、社会科学的知識)
ア、戦争の原因…政治的理由、経済的理由、国際関係、その他
イ、戦争遂行の条件

A なぜ戦争を防げなかったのか。(民主主義の発達と力関係論)
ア、国民の民主主義の勢力、弾圧との闘い、政治的・経済・教育・文化等の闘い、
イ、国家権力と国民の権利闘争

B なぜ平和をまもれなかったか。(平和創造の観念)
ア、守る平和とは何か。
イ、平和創造の観念

(2)戦争と平和の関係図
戦争と平和の関係図

(3)二つの要素

 戦争と平和を考える根本は、やはり国家とそれを構成する国民にある。この二つの要素の関係が戦争と平和の関係を創りだしていることを認識する。

(ア)国家
○ 戦争責任の放棄、日米軍事同盟(安保体制)、米従属経済の矛盾、平和憲法体制の危機、政党政治の形骸化進行をどれだけ捉えられるか。

(イ)国民
○ 戦争協力反省の放棄、戦犯指導者の容認、民主主義の不徹底な国民の状況、国民の民主主義の成熟度をどれだけ捉えられるか。

(4)二つの要素のキーワード

(ア)国家…政策、経済、金融、外交、独占資本、軍隊(自衛隊)、海外派兵、憲法、教育、法律、弾圧、人権抑圧、右傾化、経済不況、思想検閲、汚職・腐敗、安保体制、裁判、国会、有事法制、憲法改正、外交問題、条約、領海、政界、官界、財界、盗聴法、

(イ)国民…主権在民、基本的人権、政治参加、選挙、政治的無関心、政治不信、政党支持、政治活動、文化、福祉、労働、教育、地域、国民性、日本人、外国人、税金、役人、世論、民主主義、平和運動、民間外交、NGO、圧力団体、

(5)日中戦争・太平洋戦争及び沖縄戦では次のように現れた 。

(ア)国家…大日本帝国が戦争を計画・実行した。
○ 天皇制(神国日本政策)○ 天皇の軍隊(皇軍・軍国日本政策)○ 臣民(皇民化教育)○ 独占企業(海外経済侵略政策)○ アジア侵略(軍事侵略・八紘一宇政策)

(イ)国民…圧倒的多数の臣民(県民)が支持・推進した。
○ 天皇制・皇軍の押しつけ(友軍)○ 沖縄差別(本土への一体感)○ 民主主義の弾圧 ○ 地域(沖縄の位置) ○ 県民性   

(6)三つの側面

(A)平和
○ 平和創造へのイメージをどれだけ描けるか。

(B)戦争
○ 沖縄戦を含む戦争の本質をどれだけ捉えられるか。

(C)国際関係
○ アメリカ大国主義の主導する国際関係、南北問題、宗教問題、反共包囲網、開発途上国、G7の国際包囲網等複雑な国際関係をどれだけ捉えられるか。

(7)三つの側面のキーワード

(A)平和…愛、安全、生命、健康、安心、美、運動(活動)創造、連帯、友好、信頼、豊かさ、優しさ、スポーツ、文化、芸術、人間性、交流、自然、

(B)戦争…軍隊、軍人、武力、兵器(核)、武器、核実験、死の灰、死の商人、弾圧、差別、偏見、右翼、国家主義、悲惨、死、支配欲、暴力、虐待、環境破壊、貧困、

(C)国際関係…領土、領海、領空、国連、民族、人種、人類、宗教、植民地、従属関係、米軍基地、軍隊、政治、経済、外交、宗教問題、異文化、条約(友好条約・軍事条約)、同盟、インターナショナル、環境問題、独立運動、国際テロ、覇権主義、

(8)四つの関係

@ 国家・国民が戦争へ
○ 国家主導の画一的・復古的・反民主主義的教育政策、憲法体制改悪の強行、戦争政策の推進、有事法制化等をどれだけ捉えられるか。

A 国家・国民が平和へ
○ 平和運動、労働組合運動、平和追求の闘い、非軍事化の闘い、米軍基地撤去、憲法を含む民主的法制の履行運動、戦争遂行勢力との闘い等をどれだけ捉えられるか。

B 国際関係が平和へ
○ 少数民族の権利確保、発展途上国の団結力の増大、世界的視野による国際的監視活動、NGO活動の拡大、非同盟国の増大、人民の国際連帯の強化、貧困からの開放等をどれだけ捉えられるか。

C 国際関係が戦争へ
○ アメリカ主導の国際関係における国連の力、民族紛争、宗教的対立、大国主義の横暴さ、軍事同盟の強化、発展途上国問題、貧困と差別、国際テロリズム等をどれだけ捉えられるか。

(9)四つの関係のキーワード

@ 国家(国民)が戦争へ向かう時
 人命軽視、非人間性、貧困、不安、絶望、不幸、荒廃、恐慌、破壊、混乱、文化の衰退、弾圧、政党政治の危機、全体主義、軍国主義、独裁政治、人権抑圧、民主主義の形骸化、個人崇拝、抑圧、統制、腐敗・頽廃、画一化、経済不況、寡占化・独占化、

A 国家(国民)が平和へ向かう時
  生命の尊重、人間の尊厳、安定(豊かさ)、安心(安らぎ)、希望(理想・夢)、幸福、豊かな心、繁栄、自然、文化、自由、民主主義、労働運動、

B 国際関係が平和へ向かう時
  友好的、交流(文化・スポーツ等)、異文化の理解、人権の尊重、援助(経済等)、親善、赤十字運動、反戦運動、人権の回復、生命の尊重、交流、貿易、

C 国際関係が戦争へ向かう時
  加害と被害、差別と偏見、人権無視、人権抑圧、主権侵害、武力衝突、支配と被支配、侵略(経済的・政治的・文化的・軍事的等)、経済封鎖、恐慌、植民地、属国、従属国、国交断絶、祖国防衛、冷戦、大国主義、圧力(政治的・経済的・軍事的等)、軍事力、力の政策、軍事同盟、核実験、核兵器、武器輸出、宗教対立、

3 平和の創造
〜何を感じ何を考え、どう行動するのか〜

(1)人間として

平和の創造人間 かつての一般的日本人
〇 自分の命を大切にする
・自分を生きる事を大切にする
・自分を生きる人は自分の生命を大切にする
・自分の生命も他人の生命も大切にする
・生命を脅かすものに立ち向かう
〇 自分の命を天皇のために捨てた
・自分を生きることがなかった
・自分も他人も守れなかった
・戦争に立ち向かえなかった
〇 自立する
・自分の責任で生きていく
・自分の立場をはっきりさせる(状況を作る)
〇 自立していなかった
・自分を主張できなかった      
・その場を生きた人間(状況で生きる)
〇 「差別」をなくす
・自分と同じく他人も尊重する
・異文化を尊重する
・価値観が多様化する
※差別は価値観の優劣を人間に持ち込むこと
〇 「差別」をした
・差別される人間を不幸にした  
・差別する人間も不幸だった
→物事を二者択一で見る狭い視野
〇 多様な価値観を伴う社会の創造
・戦争を抑止する力になる(状況を作る)
〇 画一化された社会だった
・二者択一の目(状況で生きる)
〇 民主主義を育てる
・「知ること」…戦争の原因を科学的に知る
・討論…他人との関係による学習
〇 民主主義が弾圧された
・知る権利が奪われた
・集会結社の自由を奪われた
〇 戦争の反省から
・国際社会では、国際連合が設立された。
・日本では、「国民主権」「戦争放棄」「基本的人権」の憲法が誕生した。
〇 平和を守る条約や法律≠平和創造→ 国際社会や国家を動かしているのは人間
・条約や法律が命を吹き込まれその役目を果たすか
・飾りで終わるか、ごみ箱に棄てられるか
・(それとも)改悪(悪用)されるか
状況を作るか、状況を変えるか、または状況に生きるかの分かれ目
平和の立場」の人たち
「戦争の立場」の人たち

(2)自立すること

@ 民主主義を生きる

(3)知ること

@ 一人で知ること
A 集団で知ること(ディスカッション)

(4)行動すること

@ 自分を表現すること
A 多様な表現方法

戻るトップへ