生徒の「ミニ感想文」(「朝の集団読書」から)

〔一年生〕

○「水門で」フイリパ・ピアス

1 毎日が平和で楽しかったに、戦争によってビーニィの命が奪われ、家族たちはとても悲しかっただろう。あんなに優しかったビーニィも、戦争によって態度が変わり、そして死ぬ……。ティドラは、とても悲しかったに違いない。僕だってこんな思いは絶対にしたくない。

2 この話を読むと、自分の家族は大切にしないといけないなあと思うようになります。そして、戦争時代に生まれてきた人達の苦しみがよく分かります。人の心までも変えてしまうことにとても驚きました。戦争をしてなにかいいことでもあるのかなあ。

3 私がこの本を読んでの感想は、兄と弟の兄弟愛がすごいなあと思った。いつでも弟に優しい兄が私とは大違いです。兄が戦争へ行って、父の仕事が手伝えなかったので、弟があらしの時に兄の代わりにと思って父の仕事を手伝いに行ったと思います。だけど、戦争が家族の愛もバラバラにしてしまうので、戦争はあってはならない。

○「黒い蝶」松谷みよ子

1 お日さまとお月さまは優しいなあ、と思った。それはなぜかというと、小さい坊やが死んでしまって、村の人たちが探しにでたらどんな小さな道も明るく照らしましょう、というところが本当に優しいと思った。太陽や月は、悲しさやうれしれが分かっているんだなあと思った。

2 ぼくは、黒い蝶を読んでかわいそうだなと思ったところは、子供が弾丸の破片を拾って、くず鉄屋に売ろうとして拾っている所を、弾丸にあたって死んでしまった所です。それから、お百姓さんたちが毎日仕事をしていた畑を兵隊にふまれたり弾丸の通り道になったりして戦争はいやだなと思いました。

○「凧になったお母さん」野坂 昭如

1この本を読んで、お母さんはその子供のことを本当に大切にしていたと思う。自分は死んでも子供を生かしたいと思うなんて、やたら普通の人だっだら無理じゃないかあ、とそう思う。そして、そのお母さんに守られて生きている(?)子供に幸せなってほしいです。

2子供のためなら、親はどんなこともできるだなあ、と思い感動した。自分がもし子供を産んで、こんな状況になったら、この凧になったお母さんのように、子供を守れるのかなあと思った。

3このお母さんは、自分の今よりも「僕」の今を守った。なにがなんでも守ってやろうという心が「僕」を助けた。すごくく「僕」のこと、お父さんのことを自分のことより考えるお母さんがすごいと思った。

○「川とノリオ」いぬい とみこ

1この本を読んで、ノリオは2年ぐらいしてお母さんがどうやって死んだのかを聞かされて、とてもかわいそうだなあと思った。(おいで、おいで、つかまえてごらん。わたしはだあれにもつかまらないよ)という川の水の声は、ノリオは本当にその声が聞こえたのかなあと不思議に思った。

2私は最初、この物語は、いつの話なのか分かりませんでした。でも「真っ白いのぼりに送られて、ノリオの父ちゃんは行ってしまった」というところから、戦争の時の話だ、とわかりました。ノリオは小学校2年生なのに、お父さんもお母さんも戦争でなくなったのでかわいそうだと思いました。こんな戦争は絶対なくなってほしいと思いました。

3母が死んでノリオは、母がもう帰らないことが分かっていて「おじいちゃんの子になった。」あまり悲しそうにしてはいないけど、)川に入るたびに母を思い出したと思う。ノリオは強い。

4ノリオは、どんなに「おしりのはたのお仕置き」をされても、)川1にはいることをやめませんでした、。それは、「かあちゃん」のあったかい手がすきだったからでしようか。「母ちゃん」が広島の原爆で死んだとき、「母ちゃん帰れよう」といい続けたノリオがとても哀れに思えました。

5ノリオはなんだかかわいそうだった。お父さんは戦場に行って小さな箱になって帰ってきたし、お母さんは、運悪く原爆が落とされた広島に行って死んでしまった。そんなノリオみたいな子が、戦争中何人いたのだろうか。

6川とノリオは、友達のように思った。でも川はノリオを川下へさらっていこうとした。ノリオの栗の下駄のように。でも、母ちゃんが助けてくれた。ノリオの木の下駄も母ちゃんは朝早く汽車に来ってヒロシマに出かけた。ノリオが朝聞いた「ドド……ン」という響きは、ヒロシマに原爆が落とされ母ちゃんは焼け死んだ。私には、ノリオの母ちゃんがいない気持ちはわからないけれど、母がいないというのはとても耐えきれないと思った。

〔2年生〕

○「夏の葬列」山川方夫

1 べつにヒロ子さんが死んでいようと生きていようと、「彼」は無罪にはならないと思う。あの日、一人の女の子を見捨てたという事には変わりはないと思う。やっぱり、自分だけ助かろうとしたらダメだなあと思った。

○「子馬」ショーロフ

1 トロフィムはとても優しい人間である。本当は、周りの人間も優しいと思うけど、やっぱり戦争が人を殺すということに何も感じなくさせてしまうと思う。戦争は人間を変えてしまうものだ。

○「ベンチ」ルヒター上田真而子訳

1フリードリヒーという人は、ユダヤ人でその人はヘルガという人が好きだった。でも、同じ人種じゃないので、いっしよに歩いているのをだれかに見られると、ヘルカが、収容所に行かなければならない。だから、ついあうのは止めた。

2フリードリヒが公園でベンチに腰を降ろさなかったのは、なぜかなあと思ったら、彼はユダヤ人だからだった。ヘルガといっしよの所を見られたら、ヘルガは収容所行きだそうだ。どうしてこんな人種差別をするのかなあと思った。

3現在の日本には、ユダヤ人だからとか朝鮮人だからという差別がないと私ま思います。昔はどこの国でも人種差別があったようですが、差別される人たちが何をしたののでしょう
か。肌の色等が違うだけじゃありませんか。

4ぼくは、この本を読んで思ったことは、ナチスドイツーはどうしてユダヤ人を人種差別やさまざまな制限などがあって、それに従わないと収容所に送られて罰をうけるということを決めたのが不思議に思う。もうすこしユダヤ人のことを考えてほしいと思う。

5どうして差別があるのだろうか。どうしてユダヤ人と一緒にいるところを見っかったらその人は収容所なんかに行かなければならないのか。その人たちがかわそうだ。一緒にいたいとおもったらそれでいいじゃないか。

〔3年生〕

○「黒い雨」井伏鱒二

1 黒い雨という話は、原爆によって被害を受けた人々の悲しい体験が描かれていた話でした。ある人は、子供を亡くし、また、ある人は、弟を亡くした人もいました。もう、この様な悲しい出来事は二度と起こさない方が良いと思いました。とても悲しい話でした。

2 電車の中の様子がとても怖く感じた。戦争を体験した人たちの心は、とても傷ついて疲れきっていたことでしょう。戦争から50年たった今でも、人々の心から悲しい戦争は消えません。このようなことを繰り返さないためには、私たちが手をとりあって協力し合うことが大切だと思います。

3 この話を読んで、「戦争」のことがよく書かれていました。防空壕を出た所でやられた人がいて、出たとたんにピカリと光を感じてあたりを見ようとするけど、真っ暗だったそうです。気がついてみると視力が直って見たら家がたたきつぶされてるのか見えたそうです。私ももし、こんなことがあったらこわいはずなあと思いました。

○「夏の花」(抄) 原 民喜

1この本を読んで、戦争の恐ろしさがよく分かった。原子爆弾が落ちてみんながとても酷い怪我をした。それがなまなましくて、その光景が浮かんできた。戦争にあった人は、とてもかわいそうだと思った。

2「目から血がでた」というのがこわい。

3今年は戦後50年という大きな節目を迎えて戦争に対する本をたくさん読んだ。この「夏の花」も広島の原爆のことの様子などを書いている。著者の民喜さんは、トイレにいて運良く助かった。それでも多くの人が亡くなってしまった。とても悲しい。

4私は、この本を読んで、戦争はいけないと思った。最後の方の人々の叫ぶ声はすごく助けたくなったと思うけど……自分のことでせいいっぱいだから、人のことまでかまってられなくて、しようがなかったと思った。

5広島の原爆のことがとてもくわしく書かれている。私はただ、原爆があったということしか知らないし、人々がどのような苦しんだかも知らない。でも、この本を読んで人のことが少しはわかったかも知れない。

○「沖縄の手記から」 田宮虎彦

1戦争というのは、だれの、心も醜くするものだと思っていた。だけど、当間キヨって人は助からない人たちばかりの病室で、最後まで一人で看病してあげて偉いなあと思った。

2あの項の沖縄はまだ、戦争中だったので、人々はとてもつらかたでしよう。女、子供、お年寄り、全部殺してしまうのですから。自分がもしあのころ生まれていたらと思うとゾッとします。今の戦争も昔の戦争も変わらないと思います。

3この本を読んで昔の戦争中の様子や病人の世話をするのが、どんなに難しいことなのかなど知りました。それからキヨさんは取り残された後どうなったかとても気になりました。

4 この「沖縄の手記から」を読んで壕はきれいな土が床を覆っていたが、よどんでいる死臭がそのことをはっきり語っていた。半ば土にうずもれた白骨の死体が壕の隅に背を丸めてうずくまっているのに気がついた。黒い長い豊かな髪だけは、まだ生命が残っているように頭蓋も残っていた。

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