「文化祭」学級の取り組みから

1 初めて知った沖縄戦        H・T

 今まで、私は沖縄戦のことなど、戦争についてのことは、はっきりいって何も知らなかった。戦争と聞けば、広島・長崎しか頭にうかばなく、沖縄が十数年前までアメリカの領土だということさえ知らなかった。

 この間、戦争中、兵隊や民間人が米軍にみつからないようにかくれた壕の中へ入った。かいちゅうでんとうで照らしてもうす暗い、でこぽこしている所だった。

 戦争中は、ろうそくの明りだけですごしていたのだから、もっと暗かったのではないかと思った。ろうそくは、あまり長もちはしないし、落としたり、走ってもったりしたら消えてしまうものだから、まっ暗やみの生活をしたこともあったと思う。たとえ、ろうそくがあったとしても、死体ばかりの壕の中で一人とりのこされたら、とてもこわいことだと思った。       

   その壕も、兵隊ばかりがつかって、民かんの人は来ても追い出されて、畑の中やみぞへ小さくなってかくれたそうです。こんなことなど、私は、ぜんぜん知りませんでした。

 今は、とても平和な沖縄になったけど、いつまた戦争がおこるかもしれないので、これからも、ずっと平和であってほしい。

2 戦争について思う   K・W

   文化祭でのクラスのテーマとして「戦争にっいて」となったが、全然戦争のことを知らない私に言われても遠い国の物語のようにしか感じなかった。だけど基地や収容所のあとを見ていくうちに「戦争は沖縄でもおこったんだ」っていうことを実感した。

 また戦後の食べ物のことを調べていくうちに、いもだけの野菜の食べられない生活、食用カタツムリやイナゴを取って食べる等、今では考えられない食生活だったのだという。私のように豊かに育ってきた人間があの頃におかれたら三日のうちに死んでしまうだろう。そう考えると戦争のこわさが実感できる。

 食べ物だけでなく、空しゅうなど私達の想像できないような怖さがあっただろうと思う。
 よく慰霊の日とかに戦争についての特集が組まれている。また本にも戦争のひさんさ、むごさが書かれたものがたくさんある。その内容は、「二度と戦争をおかしてはならない。」ということをうったえているものだった。

 その特集を組んだ人達が、その本を書いた人達が、「二度と戦争をおかしてはならない。」と思って私達にうったえているのなら、私達はそれを受けとめて、私達もそんな考えを持つことが大切だと思う。

 戦争の被害者達にしてやれる私達のなぐさめは、一人ひとりが「戦争はしてはならない。」という気持ちを持ち、これから二度と戦争をしないことだと思った。

 また戦争のことをよく知り、ひさんさやむごさを一人ひとりが実感することも大切だと思った。

3 戦争と平和     T・T

 戦争とは私にとって全然なじみのない言葉だから、そのおそろしさや不安、そしてひさんな出来事とは、どういうものだったか、私には知りません。 だけど文化祭の展示で戦争のことをやるため改めてこのことについて考え、調べてみようと思ったのです。

 戦争をあまり知らない私にとって、そのありさまがえがかれている本や写真を見ると、やはりおそろしく、自分はなんてついているんだろうと思います。

 戦争時代と今の時代、他の言葉におきかえてみれば悲さんな時代と平和な時代、だれもが平和な時代であってほしいと思うはずなのに、戦争というものはその願いをふみにじるように自分達の勝利を得るため互いの人間を殺し合いました。かわいそう、むごたらしいの言葉より、なんて残こくなんだろうという言葉がさきに頭にうかび、私は戦争というものが本当におそろしくこわいものだと思いました。

 平和な時代に生まれた自分は、昔の人が考えられないようなぜいたくをしているのではないかなと思い、複雑な気持ちでした。

 今は何んでも買え、好きなことができるせいか、苦労なんて今の私にはほとんどありません。戦争のときの苦労というものは私には考えもつかないほどのことだったと思います。

 今は平和な時代が続いていますが、それがいつ破壊されるかもわかりません。そうならないためにも、いつまでも平和な時代が守られるように一人一人のみんなが手をとってやらなければいけないと私は思います。

4 沖縄戦と平和     U・T

 沖縄戦で、二〇万人以上の人々が、その犠牲者として亡くなっていった。戦争というものが、どんなに悲惨で残酷なものか、第一次第二次世界大戦でわかっていると思うのに、また同じようなことを、この沖縄を戦場として使い、戦争というものに関係のない人達まで殺していったこの戦争が、とてもにくい。

   どうして、このような戦争をおこしたのだろうか。私達みんなの前で、なっとくのいくようにこのことを話し
てほしい。

 今、みんなは平和などといっているけど、ほんとうに平和なのか。今、不思議に思った。それは、私達が、この文化祭のために見てまわって来たことから思った。

 今、沖縄にはたくさんの基地がある。その基地も、私達はあちこちまわって見て来た。それを見ていると、なんか今すぐにでも戦争がおこっても不思議でないように思えた。このような基地が沖縄にいくつもあるというのは、もし戦争がおこったら、すぐ沖縄が直撃されることだけでなく、日本全部、世界中の人々が死ぬことになる。このような基地が、今、沖縄にあることじたい、今、平和なのか、まだ戦争が終わっていないのかが、わかるような気がする。だから、平和という前に、沖縄にある基地を全部なくし、世界中が、ほんとうにあらそいのない世の中にしていかない限り、この私達の住んでいる沖縄・世界中が平和であるとはいえないと思う。

 また、この悲惨で残酷な戦争を、私達がもっと知って、これから絶対に同じくり返しをしないように、世界平和を願っていかないといけないと思う。

5 戦争と平和    S・A

   「戦争」と口では軽く言っている私達だけど、戦争のひさんさや、戦争のむごさなどは、まだよくわからない。私のおばあちゃんは、戦争体験者の一人で、戦争の時にうけた傷もまだのこっている。その傷あとを見るたびにおばあちゃんの目に涙が、うっすらとうかぶ。

 このように私のおばあちゃんみたいに体のどこか一部に傷を負っている人は何十人、何百人、何千人といる。こういう人たちの心には、たぶん「もう、あんなおそろしい争いはやめてはしい」と思っているだろう。

 文化祭のテーマにあげられたこの戦争と平和〃については、みんな気がひかれると思う。

 私達は、中部のホワイトビーチとか、嘉手納基地、通信基地や、とても大きくて「ぞうのおり」とよばれる受信基地などを見学した。米軍基地には、たくさんの戦車がおかれて、外側から見た基地は、とてもこわい。ここにおかれている戦車の数は数えられないほどあり、この戦車が今にも発進しそうにたいきしている。どうしてこんな戦車がこんなにたくさん必要なんだろう。平和を願う人ならだれでも思うはずだ。

 見学してきた一つ一つの場所は、全部どこか戦争と関係している。ということは沖縄から戦争という言葉はまだ消えていない。沖縄は基地が土地の十一%をしめている。こんなことでは、いつ戦争がおこるかわからない。

 沖縄戦での被害者の人々のためにも二度と戦争をおこしてはならない。二度と平和をたやしてはならない。

6 戦争について     O・T

 僕は文化祭で、戦争当時の学校の様子などを調べました。
 当時の中学生は一年を通じて三十日間は軍事関係の奉仕や生産などを義務づけられていました。勉強もだんだんよわめられて、体育や作業などが強化されて、物理や化学などの科目はだんだんよわめられていきました。また英語は廃止されて、英語の教師だった人達は社会から敬遠され、軍作業とかの引率もできなくなってしまったそうです。

 勉強のほかにも、上級生は軍事教練や小銃の実弾射撃訓練、低学年は手旗信号、モールス信号訓練などもやらなければならなかったそうです。いろいろ調べてみると、戦争はたいへんだったんだなぁと思います。

 今は平和で、学校に来て勉強や部活や遊びなどもやろうと思えば十分にできるけど、戦争中は授業を受けたくても軍事訓練や作業などをやらなければならない。授業の内容もほとんど戦争につながることばっかりで、とても気の毒だったと思います。

 戦争で死んだ二〇万人の人は、数字ではあまりピンとこないけど、死んだ人を一人一人えがいていくととてもたくさんの人々が死んだんだなぁと思いました。

 今いろいろと核ミサイルをなくそうと世界中で話しあっているけど、本当に核ミサイルがなくなって世界中の人々が安心してくらせるようになってはしいと思います。

7 沖縄戦について      G・T

 昭和二十年四月一日から同年六月二十三日まで八十五日間にわたって二十万人以上の人が亡くなるという沖縄戦がくりひろげられました。そのうち大部分が日本軍や沖縄の住民だったそうです。日本軍は、約十二万人の兵士が動員され、そのうちの約九万人ぐらいが死亡し、あとの十万余人は沖縄の住民でした。米軍のほうはというと、五十万人以上の兵士が動員されましたが、死亡したのはわずか一万人ぐらいでした。

   日本軍の死亡率が優に七〇パーセントを越えたのに対し、米軍の死亡率はわずか一〜二パーセントにすぎませんでした。ある意味では、日本軍は、勝てもしない戦争をよくもまあやってしまったもんだと思いました。

 物質等々でアメリカに大きくおとっているのに、なんでこんな戦争をしたのだろうかと思いました。こんな戦争をしなければ、十万人以上の沖縄の住民までことごとく殺すというおそろしいことにはならなかったのではないかと思われます。

 復帰して十五年もたつというのに米軍は沖縄にとどまったままで、このままだと、また沖縄が戦争にまきこまれてしまうのではないかと思われます。 もし今度戦争になったら地球ははめつしてしまうともいわれています。そうなると人類もめつ亡してしまうことになります。もうこんな戦争は二度とやってほしくないと思います。

 壕の中で、自分の息子や娘を自らの手で殺すようなことや、お国のために自分からすすんで死にに行くようなことになってしまう戦争は絶対にやってはいけないことだと思います。

 最後に、この戦争で亡くなった二〇万人余りの人達に対して、つつしんでめい福をいのりたいと思います。

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